*

節税のために学ぼう!~事業所得1~

公開日: : 最終更新日:2014/12/27 所得税, 税金(総合), 節税

前回は「減価償却費とは?」と、少し脱線して「減価償却費」の説明をさせていただきました。

今回からまた所得の説明と節税対策に戻りたいと思います。

 

さて、所得の4番目、「事業所得」です。8つの所得の内ちょうど半分ですね。実はこの所得と「雑所得」が皆さんが節税をするためには一番やりやすい所得です。「事業所得」にはすでにご説明しました「利子所得」「配当所得」「不動産所得」のように限定されておらず、事業に係る所得は全て「事業所得」としてまとめられています。

つまり、主婦の方がインターネットオークションで販売したり、ご自宅でネイルサロンを始めたり、はたまたサラリーマンの方が週末開業として土日だけ商品の転売を行ったり、ご夫婦で子ども服を仕入れて自分の子どもに着せたいものは着せ、いらないものは売るといった方法をとる場合も、「事業所得」で申告することができます。規模が小さい場合は、「雑所得」での申告を推奨されていますが、「私は事業として行っている」という趣旨の用紙を国税庁に提出すれば、それだけであなたは立派な「個人事業主」になります。

 

ではなぜ、「事業所得」は節税がしやすいのでしょうか。それは、今までただ支払っていたお金が経費になる可能性が高いからです。以前にも少し説明しましたが、今まで経費にならなかったものが経費になる、これが究極の節税方法です。

例えば、事業として定期的にフリーマーケットを自宅のガレージで開くことにしたとしましょう。

ご近所の方が20名参加され、一人1,000円の参加費をいただいたとします。これで20名×1,000円=20,000円の売上高です。

ここからが肝心なところです。インターネットで他のフリーマーケットがどのように運営しているかを検索した、携帯電話を使って参加者に開催日の予定を知らせた、故郷にフリーマーケットに出品するものを取りに帰った、これらは全て経費になります

当然ですよね?「フリーマーケットを運営すること」を事業として届け出ている場合は、これも立派な「事業」ですので、そのために直接必要な費用はもちろん経費として認められます。

しかし、だからといって全てが経費になるわけではありません。インターネットで事業のことを検索したから、今月のインターネット代は全額経費♪、、、にはなりません。

実生活とのバランスに基づいて、「自己否認」をする必要があります。「自己否認」とは、「確定申告」を行う際に予めこの部分は経費ではないですよと自ら経費から外すことです。上記の場合ですと、一ヶ月だいたい100時間インターネットを使用する、その中で30時間はフリーマーケットのことを検索した、という前提で計算しますと、「インターネット代月額4,000円×30時間/100時間=1,200円」は経費として認められます。「自己否認」というのは見方を逆にしただけで、2,800円を経費から外しています、と捕らえる方法です。それを仕分に記載します。

 

さて、大体の概要はご理解いただけましたでしょうか。次回はより具体的に節税対策を見ていきたいと思います。

 

※上記の内容は、平成26年10月7日時点の法律に則って記載しております。

関連記事

iryouhiouzyo

10万円を超えなくても医療費控除が受けられる?!

  さて、前回までで「生命保険料控除を活用した節税ケース」のご説明が終わりました。

記事を読む

27kaiseitop

平成27年度税制改正大綱 《法人税率の引き下げ》

さて、法人税率引き下げがついに実行されます。 今回はその改正についてみていきましょう。

記事を読む

税ブロのロゴ.jpg

個別のご相談はこちらから!

  日常生活における税金に関するお悩みにお答えします 周りに詳しい人がいない!とお困

記事を読む

27kaiseitop

平成27年度税制改正大綱《消費税増税延期編》

さて、こたつでのんびりと正月を満喫しておりますが、皆様もゆっくりしていらっしゃるでしょうか。

記事を読む

税ブロのロゴ.jpg

経費ってなあに?

さて、今回もご質問いただきました内容を書かせていただきます。 そもそも経費ってなんだろう、です

記事を読む

H26seihokouzyo1

年末調整で確認しよう!~生命保険料控除1~

さてさて、今回からは年末調整の肝心なところ、「生命保険料控除」についてご説明させていただきたいと思い

記事を読む

haikei2

所得税の課税対象って?~給与所得~1

ようやくブログを書くことにも慣れてきましたが、「ページのリンクも貼ったほうがいいよ」と教えてもらい、

記事を読む

haikei2

所得税の課税対象って?~給与所得~2

さて、前回の続きです。お給料の中の「現物給与」とされる、所得税の「課税対象」にならないものを見ていき

記事を読む

27kaiseitop

平成27年度税制改正大綱 《国外転出をする場合の譲渡所得等の特例》

さて、引き続き平成27年度の税制改正大綱について書かせていただきます。   国外転

記事を読む

税ブロのロゴ.jpg

はじめまして

はじめまして! 友人からの希望もあって、「税金に関する内容を、分かりやすく書く」ことを

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

税ブロのロゴ.jpg
こうやって見たら「VALU」って無敵じゃない?

すごく久しぶりに書きます。すみません、ホント。  

税ブロのロゴ.jpg
個別のご相談はこちらから!

  日常生活における税金に関するお悩みにお答えします

20140918_gensenzeita
退職してからどれぐらいで源泉徴収票がもらえるの?1

すっかり時間が空いてしまいました、申し訳ございません。 週に数回

税ブロのロゴ.jpg
あなたの会社の経理は仕組み化できていますか?

大変ながらく更新が滞ってしまいました。 多くの質問にまだお答えで

税ブロのロゴ.jpg
社割り(従業員割引)を給与に加算されたんだけど?

さて、今回は質問をいただきました内容について書かせていただきます。

→もっと見る

PAGE TOP ↑