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事業所得の節税ケース4~副業でのせどり~

公開日: : 所得税, 税金(総合), 節税

前回は、アフィリエイト収入での節税メリットを見てまいりました。

今回は最近副業として定番となっております、「せどり」について書かせていただきます。

 

アフィリエイトとほぼ同じくして、「せどり」というビジネスが盛り上がりました。「転売」との違いや歴史的な意味合いはWikipediaなどを参考にしていただくとして、要は「安く買って高く売る」ことで成り立つビジネスです。今でも販売価格より値上がりして売られている物もありますよね。

最近で言うと、中国人が日本に「iPone6」を買いに来ていたこともそうですね。中国では発売がないそうなので、日本で中国人向けに販売して儲けている人もいるようです。これも「せどり」です。

どこかでは「売れ残り」でも、違うどこかでは「人気商品」であることがあるんです。その橋渡しといったところでしょうか。

↑最近ではこういった、「せどり」をアシストしてくれるサービスもあります。ブックオフなど中古本を売っているところでレアな本を購入し、アマゾンなどで販売されている方も多いですね。


↑私はアパレル販売開始当初、こちらのサイトにお世話になったりもしました。こちらで仕入れたものをヤフオク!で販売し始めて、このような「節税」をするようになりました。

また話が逸れましたので、戻します。

「せどり」の場合はしっかりと「仕入」があります。しかし、売れれば大きく儲けることができますので、「利益」が大きくなりやすいのです。ですので、月数万円規模の売上高でも、「事業所得」で申告するほうがメリットが大きくなります

売上高 年間合計 1,000,000円

仕入高 年間合計 350,000円

上記の場合、「青色申告」をしているだけで、「事業所得」にかかる税金は0円です。以前にお伝えしておりますとおり、65万円の控除を受けることができますので、「課税所得」は0円です。65万円の「儲け」に対して税金がかからない、これだけでも大きな節税です。(実際に65万円の「課税所得」がある場合には、所得税と住民税合わせて約10万円の税金を納税する必要があります。)

 

合わせて他に経費を見ていきましょう。

通信費 インターネット代 年間合計 4,000円×12ヶ月×50%=24,000円

通信費 携帯代 年間合計 7,000円×12ヶ月×50%=42,000円

消耗品費 パソコン代 70,000円×50%=35,000円

消耗品費 商品発送のための梱包材料 年間合計 5,500円

接待交際費 情報交換のための打合せ 年間合計 5,000円×12ヶ月=60,000円

減価償却費 車両運搬具 1,000,000円×0.167×12/12×50%=83,500円

車両費 ガソリン代 年間合計 120,000円×50%=60,000円

旅費交通費 韓国へ仕入3回 200,000円

地代家賃 賃貸マンションの一室を倉庫として利用 年間合計 240,000円

経費 総合計 750,000円

 

このような場合、「売上高1,000,000円-仕入高350,000円-経費合計750,000円=マイナス100,000円」となります。実際のところ日常生活で経費にならず支出していた金額が経費になっていますので、本当に赤字というわけではありません

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もはや必要ないかもしれませんが、サンプル税太くんで節税効果を検証しましょう。

「青②2,900,000円-緑③928,146円-100,000円=1,871,854→課税所得1,871,000円(千円未満切捨て)」

所得税メリット「黄④99,600円-1,871,000円×5%=6,050→所得税節税額6,000円(百円未満切捨て)」

住民税メリット「100,000円×10%(住民税率)=住民税節税額10,000円」

合計節税メリット 16,000円

となりますね。

 

今回は「せどり」での節税メリットを見てみました。確定申告をしていない人も多いようですが、それは立派な「脱税」という犯罪です。どうせなら、しっかりと確定申告して「節税」に役立ててみましょう。

 

※上記の内容は、平成26年10月16日時点の法律に則って記載しております。

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