NISA(ニーサ)ってなあに?
あっという間、11月も終わりに近づいております。
今回はご質問いただきました「NISA(ニーサ)」について簡単に記載させていただきます。
さらに詳しく知りたい方は各証券会社のホームページをご確認ください。
NISA(ニーサ)ってなあに?
簡単に申しますと、「儲かった分の税金を払わなくて済む証券口座」です。
株や投資信託などは、まず取引をするための口座を開設していないと取引ができません。
その口座開設は証券会社や銀行などの金融機関で行うのですが、その際に「NISA」口座を選択することにより、その後「NISA」口座内での取引は税金が「非課税」です。
海外では投資は一般的なのですが、日本ではリスクを感じてか、それほど手を出す人がいません。
日本でももっと投資を普及させるために、この「NISA」という制度ができました。
堀江 貴文のブログでは言えない話 l 堀江 貴文
なぜNISA(ニーサ)っていうの?
「NISA」から「儲かった分の税金を払わなくて済む証券口座」はイメージしにくいですよね。
元々は「少額投資非課税制度」という名称でした。
しかし、堅苦しく難しい名称ではとっつきにくくなるだろうという考えから、「NISA」という名称に変更したようです。
「NISA」というのはイギリスの「ISA制度」が由来となっています。
「ISA制度」とは「Indivisual Savings Account(個人貯蓄口座)」の略称です。
日本語訳すると分かりにくいですが、「少額投資に対する非課税制度」を表し、イギリスでは1999年から取り組まれています。
このイギリスの「ISA制度」を基に、「日本(NIHON)のISA」ということで「NISA(ニーサ)」と名付けられたようです。
ちなみに、「JapanのISA」も候補にあったようですが、「JISA(ジーサ)」だとどうしてもおじいちゃんのイメージが強いという理由から却下されたそうです。
NISAのメリットは?
株や投資信託などに投資した場合、「儲け」が出るとそれに対して税金がかかります。
また、投資先から「配当」を受け取った場合も、配当に対して税金が差し引かれます(差し引かれずに自分で確定申告しなければならない配当もあります)。
それらにかかる税金が全くかからなくなります。
「NISA」制度創設にあたり、今まで上場している投資先からの利益や配当に関しては「税金を安くする」優遇がありましたが、それがなくなりました。
そのため、すでに投資に取り組んでいる人は「NISA」はメリットが大きいでしょう。
ですが、新しく投資を始める人は、「NISA」自体を知ったところで、やったほうが良いかどうかは判断が難しいでしょう。
そのため、次回は「NISA(ニーサ)は始めたほうがいい?」という内容で、判断材料を提供できればと思います。
※上記の内容は、平成26年11月27日時点の法律に則って記載しております。
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