平成27年(2015年)から施行される税制を見てみよう!
さて、12月も残すところあと少しですね。
みなさん、年内の駆け込み節税は終わりましたか?
まだ間に合いますので、ぜひ見直しをしてください。
そして、今回は来年に向けて「平成27年度から施行される税制」を見ていきたいと思います。
平成27年(2015年)から施行される税制を見てみよう!
さて、世間は選挙の話題ばかりで、来年から施行される税制を一切知らせていません。
始まる前に知っておかないと対策ができない場合が多いですので、今のうちに確認しておきましょう。
一番大きなものは、「相続税の基礎控除が下がる」ことでしょうか。
そして、「相続税の税率が上がる」こともあれば、「未成年者控除額が上がる」こともあります。
本来であれば消費税が8%から10%に増税されるのも、平成27年10月からの予定です。
こればかりは、選挙が終わってからでないとどうなるかわからないところですね。
そしてここからは少しマニアックですが、「軽自動車税の増税」も平成27年4月から行われます。
生活に密着した部分ですと、平成27年10月から「社会保障・税番号制度」の導入が始まります。
少し懐かしいですが、「国民総背番号制」と言われていたものの一部です。
どうでもいい部分ですと、「所得4,000万円超の場合の所得税増税」もあります。
事業者向けの改正はこちら!
事業者は、平成27年4月以降開始事業年度の「消費税の簡易課税制度のみなし仕入率」が変更になります。
そして、「非上場株式などについての贈与税・相続税の納税猶予及び免除」が承継関係の大きな改正です。
その他は事業種目によって違いがありますので、ご確認いただけると幸いです。
平成27年(2015年)から変わる税法の詳細を見ていこう!
次回は、上記の税制改正が施行されることでどういった影響があるのか見ていきたいと思います。
特に相続税の基礎控除が下がることにより、今まで相続税がかからなかった人もかかる可能性が出てきます。
ぜひお目通しいただけると幸いです。
※上記の内容は、平成26年12月9日時点の法律に則って記載しております。
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