源泉徴収票って何に使うの？

さて、今回もご質問いただきました「源泉徴収票って何に使うの？」について書かせていただきます。

源泉徴収票って何に使うの？

元々は源泉徴収票により、1年間でどれぐらい給料をもらっているか、いわゆる「年収」がいくらかを知らせるためのものです。

そして、それを元にして「確定申告」を行うために法律で定められ、必ず発行が必要とされたものでした。

しかし、現在では「確定申告」以外でも活用の用途があります。

身近で経験されたことがあるであろう源泉徴収票の使い方は「部屋を借りるとき」だと思います。

賃貸マンションなどを借りようとする際には、必ず源泉徴収票の提出を求められます。

もちろん、家賃支払いが滞ることがないかどうかを確認するためです。

つまり、身の丈以上の家賃が必要な家は貸せませんよ、ということですね。

貸す側が一番困るのが、家賃が支払われないことです。

そのリスクを減らすためにも必要とされています。

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つまりは「年収」を知らせるための用紙なのです！

お金を借りる時にも、一般的には源泉徴収票が必要になります。

例えば、住宅ローンの場合は源泉徴収票を基にして返済計画に無理がないかを確認してもらえます。

こうやって「年収」を知らせることで、契約を結んでもらうために使用するのです。

他にも、逆に「年収が少ないこと」を知らせるためにも使います。

そうです、働いているけれど「扶養」に入る場合にも源泉徴収票は使えます。

そうすれば、住民税の課税証明書をお金を払ってもらわずとも「扶養」を証明することができるのです。

源泉徴収票は大切に保管！

何度も記載しておりますが、こういった様々な活用方法がありますので、源泉徴収票は必ず保管しておいてください。

直近の一年分の源泉徴収票では借りられなかったが、三年分あれば借りられる、といったこともありますので、大事にしてください。

何よりも１年間大変なことや辛かったこと、楽しかったことなどが積もり積もって生まれた「年収」です。

たまには見返して懐かしむのもいいかもしれませんね。

※上記の内容は、平成27年2月17日時点の法律に則って記載しております。