東証株価指数ってなあに?
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投資
さて、前回は「日経平均株価」について書かせていただきました。
今回はその「日経平均株価」と比較されやすい、「東証株価指数(TOPIX)」について書かせていただきます。
東証株価指数(TOPIX)ってなあに?
「日経平均株価」と同じように、株価指数として扱われている「東証株価指数」です。
一般的に「TOPIX」と呼ばれますが、これは「TOkyo stock Price Index」の大文字部分を繋げて呼んでいるそうで、要は「東証株価指数」を英語にして短縮しています。
東京証券取引所が計算している「東証株価指数」は、「日経平均株価」とは計算の仕方が違います。
東証一部上場の全企業の合計時価総額を、1968年1月4日に設定されている基準時点の時価総額で割って計算しています。
なんだか複雑ですね。
計算方法はともかく、これによりどのような特徴が生まれるのかを見てみましょう。
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大規模な企業の影響を受けやすい?!
この「東証株価指数」の特徴は、株式の発行数が多く、時価総額が高い企業の影響を受けやすいということです。
そのため、そういった企業の経営が傾いたり、為替などにより大きく利益が増えた場合に変動しやすくなります。
このようなことが起こっても、「日経平均株価」の場合は選定されていない銘柄であれば変動しません。
こういった部分が「日経平均株価」と「東証株価指数」との大きな違いと言えます。
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特徴を把握しておこう!
特徴を把握しておけば、何か株価指数に影響を与える出来事があったとしても、判断を誤ることが減るかもしれません。
ホリエモンが大幅な株式分割を行ったこともありましたが、その場合は「日経平均株価」の変動は小さく、それほど大きな動きはないと判断でき、あわてて株式を売却する必要はないことがわかります。
逆に、現在のようにただただ「日経平均株価」が上昇している場合には「東証株価指数」を確認することにより、作られた「日経平均株価」の上昇であることがわかります。
ご自身の判断材料の一つとして、株価指数を頭に置いておいてくださいね。
※上記の内容は、平成27年4月25日時点の法律に則って記載しております。
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