副業先からも扶養控除等申告書を書けって言われたんだけど？

さて、今回もご質問いただいた内容について書かせていただきます。

前回とは逆で、「副業先からも扶養控除等申告書を書けといわれた場合」です。

副業先からも扶養控除等申告書を書けって言われたんだけど？

前回に近い内容ですが、このような場合ははっきりと、「こちらがメインではない」ことを伝えてください。

そうすることにより、メインでないお勤め先は「副業先」であることを把握してくれます。

それにより、前回同様引かれる所得税は多くなりますが、確定申告により取り戻すことができるので心配しないでください。

「副業先」であることを把握してもらえれば、扶養控除等申告書を書けと言われなくなります。

ただ、「副業先」だと思われたくない場合もあるでしょう。

そういった場合に、２箇所で扶養控除等申告書を書いてしまうとやっかいなことになる可能性があるのです。

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２箇所で扶養控除等申告書を書かないように！

扶養控除等申告書は、メインで働いているお勤め先で保管することが義務付けられています。

そのため、２箇所で書いてしまった場合、どちらか一方のお勤め先は嘘をついていることになってしまうのです。

何が問題かと言いますと、税務調査等でこの問題が発覚した際には、そのお勤め先に脱税の疑惑がかかります。

そして、大きな問題になると、あなた自身に確認が入るようになるのです。

突然税務署から連絡が入ったりすると怖いですよね。

そのようなことを防ぐためにも、お勤め先に迷惑をかけないためにも、必ずメインは１箇所にしていただき、扶養控除等申告書はそこでしか書かないようにしてください。

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おわりに・・・

書いておいて言うのも変ですが、ここまで調べられることはほとんどありません。

ですが、２箇所とも「甲欄」で所得税が徴収されていると、確定申告をした際に追加で納税しなければならなかったり、確定申告をしなかった場合にはあなた自身が脱税したということにされかねません。

思いがけなく脱税容疑がかけられることを避けるためにも、しっかりと正しい対応は知っておきたいものですね。

※上記の内容は、平成27年4月28日時点の法律に則って記載しております。