保険料と保険金の違いってなあに?
さて、しばらく空いてしまいましたが、ご質問いただきました「保険料と保険金の違いってなあに?」について書かせていただきます。
保険料と保険金の違いってなあに?
生命保険には専門用語が多く、わかりにくい使い回しがあったりします。
保険料と保険金、どちらも支払うお金のように思ってしまいますが、実際にはそうではありません。
「保険料」というのは、保険会社に支払うお金のことを表します。
つまり、私たちが支払っているお金が「保険料」です。
「保険金」というのは、私たちが死亡や高度障害、満期を迎えた時に保険会社から支払われるお金のことを表します。
つまり、私たちがもらうお金が「保険金」です。
この2つを知っておくだけでも少しは保険が分かりやすくなるはずです。
せっかくなので、他の生命保険の用語も見てみましょう。
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生命保険の用語を知っておこう!
まずは、保険に加入する人のことを「保険契約者」と言います。
これは、主に保険料を支払う人のことを言い、保険契約の権利を義務を持つ人です。
「被保険者」というのは、保障の対象となる人で、保険がかけられている人のことを表します。
「保険契約者」と「被保険者」は同じとは限りませんので、注意してください。
そして、「保険金受取人」というのは、前述の「保険金」を受け取ることを指定されている人のことを表します。
こちらも、「保険契約者」「被保険者」と「保険金受取人」が違うことがあります。
これらの違いを、一度お手元の保険証券で確認してみてください。
次に、「給付金」というのは、「被保険者」が入院や手術をしたときなどに、保険会社から支払われるお金のことを表します。
そして、「保険事故」というのは、死亡保険での死亡や、医療保険での入院など、保険金の支払いが発生する出来事のことを表します。
保険証券に「保険金」と「給付金」、2種類記載されている場合は、このような違いがあります。
その他さまざまな専門用語がありますが、上記の内容は把握しておいていただけると幸いです。
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おわりに・・・
生命保険はついついわけもわからず加入してしまうことがあるものです。
また、都度見直しをしない限り、不要な保障がついてしまっていたりもします。
上記の用語を把握しておいていただきながら、ぜひ保険証券を一度確認してみてください。
思いもよらぬ人が「保険金受取人」になっているかもしれませんよ?!
※上記の内容は、平成27年5月12日時点の法律に則って記載しております。
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