生命保険の契約時にいろいろ質問されるのはなぜ?
お久しぶりです。リンク切れなどのご指摘、ありがとうございました。
大体訂正できたと思いますが、まだ見逃しているかもしれません。
発見した際にはお教えいただけると幸いです。
さて、今回はご質問いただきました「生命保険の契約時にいろいろ質問されるのはなぜ?」について書かせていただきます。
生命保険の契約時にいろいろ質問されるのはなぜ?
以前よりご説明しておりましたとおり、生命保険会社は予め予測されている死亡率などから計算して保険料を決めることで、「儲け」を得るようにしています。
そのため、契約者であるあなた自身の状態を細かく把握して、どの分類に該当するかを確認しなければなりません。
その上で、あなたをこの生命保険に加入させても良いかどうかを決める必要があるのです。
例えば、余命宣告をされた方が生命保険の加入を認められた場合、生命保険会社は確実に損をしますし、それにより倒産などしてしまった場合、他の加入者にも迷惑がかかってしまいます。
それらを避けるため、予め「危険要素」がないかどうかを確認されるのです。
具体的に見てみましょう。
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危険要素の確認ってなあに?
さまざまな質問をされるのは、「身体的危険」「環境的危険」「道徳的危険」の確認をするためなのです。
「身体的危険」とは、被保険者になる人の健康状態の危険を表します。
現在だけでなく過去の病歴なども加味され、契約によっては医師の診査が必要になります。
「環境的危険」とは、被保険者になる人の仕事や趣味に関する危険を表します。
とび職であったり、猟銃が趣味であったりと、命を落とす可能性がある仕事や趣味の確認をされます。
「道徳的危険」とは、犯罪や詐欺に手を染める心理状態の危険を表します。
判断があまりにも難しいのですが、身体のどこかに刺青が入っていると、「反社会的」と判断され、一般的に生命保険に加入できません。
こういった危険を排除するために、該当しない人にとっては頭に?(ハテナマーク)が浮かぶような質問をされるのです。
もちろん、嘘をついてはいけません。
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嘘をついた場合は保険金が支払われません!
当たり前ですが、嘘をついて上記の危険などを隠した場合、何かがあっても保険金は支払われません。
何より、保険会社は契約を解除できる「解除権」を持っていますので、保険契約を解除されます。
様々な危険を事前に把握し、平等に適切な保障を提供するために保険会社はいろいろと質問してくるのです。
面倒な場合が多いですが、正直なところ提案する側(生命保険会社など)も面倒だと思っています(笑)
ですが、それによってあなたは生命保険に加入できますし、他の人もその面倒な質問に正しく答えることであなたの生命保険も守られます。
将来の安心のためにも、その瞬間は我慢して答えてあげてくださいね。
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※上記の内容は、平成27年5月21日時点の法律に則って記載しております。
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