退職してからどれぐらいで源泉徴収票がもらえるの?1
すっかり時間が空いてしまいました、申し訳ございません。
週に数回質問いただくこともありましたので、今回は「退職してからどれぐらいで源泉徴収票がもらえるの?」というタイトルで書かせていただきます。
退職してからどれぐらいで源泉徴収票がもらえるの?
さて、年末調整の時期が近づいてまいりました。
その年末調整を行う際に、前職がある場合、前職の源泉徴収票が必要になります。
実務で年末調整をしておりましたが、この「前職の源泉徴収票」が本当に集まりません。
新しいお勤め先の提出期限を過ぎると、年末調整をしてもらえず、自分で確定申告をしなければならなかったりします。
そうなると、確定申告すれば税金が戻ってくるのに、調べて手続きをするのが面倒になってしまい、結局気がつけば期限を過ぎていた、ということになり損をしてしまう可能性があります。
もったいないですよね。
ですが、この「前職の源泉徴収票」は少々やっかいで、どういう形で本人に渡さなければならないという決まりがありません。
郵送で給与明細と一緒に送られてくる場合、郵送でそれだけ送られてくる場合、取りに行けばもらえる場合、こちらから請求しないと出してもらえない場合、などなど、前職の都合により様々です。
それにより、「退職してからどれぐらいで源泉徴収票がもらえるか」が決定しますので、詳しく見てまいりましょう。
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お勤め先はどうやって源泉徴収票を発行しているの?
詳しく見る前に、可能であれば、退職前に「退職時にどうやって源泉徴収票を発行しているか」を聞いておいてください。
そうすれば、直接発送する方に確認ができますので、どれぐらいで手元に届くかを把握できます。
しかし、実際のところ源泉徴収票が必要となるのは退職をしてからです。
後になって、ああ、聞いておけばよかったとなる人のほうが多いでしょう。
退職後となると、連絡して確認するのもなんだか気まずかったりします。
ですので、手元に届く方法をいくつかのパターンで見ていきたいと思います。
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1、郵送で給与明細と一緒に送られてくる
これが一番スタンダードな源泉徴収票の届き方です。
しっかりしているところであれば、退職後の給料日、又はその近くになると、給与明細が郵送されてきます。
その際に、一緒に源泉徴収票が入っています。
怖いのは、給与明細を捨てる習慣のある方は、源泉徴収票も一緒に捨ててしまうことです。
そうなると再発行を依頼しなければならず、再発行を依頼すると、それこそいつ届くか分かりません。(再発行の義務はありませんので、断られてしまう可能性もあります)
「退職後は給与明細を捨てない」
まずはこれだけでも頭の片隅にとどめておいてくださいね。
長くなりましたので、続きは「退職してからどれぐらいで源泉徴収票がもらえるの?2」で書かせていただきます。
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