更正の請求ってなあに？

さて、前回は「修正申告」について書かせていただきました。

今回は逆パターン、「更正の請求」について書かせていただきます。

更正の請求ってなあに？

「更正の請求」は、間違えた確定申告書を訂正して、税金を還付してもらうための手続きです。

「修正申告」との違いは、誰かに指摘をされて訂正することがない、ということです。

つまり、税金を返してもらうための手続きは自分で気付いてやらないと誰も教えてくれない、ということなのです。

その手続きを「更正の請求」と言い、確定申告書とは別の用紙を添えて提出する必要があります。

間違っていた理由、それにより金額がどのように変わるのか、税金の還付額はいくらになるのか、などを記載する別用紙があります。

それらの手続きを経ることにより、ようやく払いすぎた税金を返してもらうことができるのです。

では、どれぐらいの期間まで遡ることができるのでしょうか。

どれぐらい遡って税金を返してもらえるの？

「更正の請求」により払いすぎた税金を返してもらおうとできるのは、過去5年分までです。

それより前の場合は、税務署に連絡して交渉する必要があります。

今年(平成26年)から見ますと、平成21年分までは今年中であれば手続きをすることができます。

その期間に確定申告をした方は一度確認してみるのもいいかもしれませんね。

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まとめると・・・

納税が不足しているときはすぐに連絡が来ますが、払いすぎている場合はほとんど連絡は来ません。

税務署ってひどいなぁ、ということではなく、不足がないかの確認はしますが、払いすぎていないかの確認はしないからです。

税務署職員の給料も税金ですので、税金を使って、税金を返す必要がないかを確認するのは、確かに違和感がありますよね。

ですので、確定申告はやはりプロにお願いするのが一番だと思います。

来年の3月15日までに確定申告書を提出する必要がありますので、なるべく早くお願いできる人を見つけておいてくださいね。

※上記の内容は、平成26年12月22日時点の法律に則って記載しております。