介護保険ってなあに?
さて、今回は「介護保険」について書いていきたいと思います。
介護保険ってなあに?
以前ご説明しました民間の「介護保険」とは違い40歳から65歳まで加入が義務付けられる「介護保険」です。
こちらは、市区町村が取り仕切っており、これにより介護サービスを利用することができます。
加入者(被保険者)は、「第1号被保険者」と「第2号被保険者」の2種類に分類されます。
「第1号被保険者」は65歳以上の方です。
各市町村がその人の所得によって保険料を決定します。基本は6段階で設定されており、該当する段階の保険料を支払います。
年額で18万円以上の年金を受け取っていらっしゃる方は、年金支給時に保険料が差し引かれて支給されます。
「第2号被保険者」は40歳以上65歳未満の医療保険加入者です。
「医療保険」の保険料を合わせて、お給料から天引きされています。
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介護保険の現状はどうなっているの?
「第1号被保険者」と「第2号被保険者」の加入者は2,978万人と4,299万人です。
平成25年の予算では「第1号被保険者」からの収入(保険料)が1.8兆円、「第2号被保険者」からの収入が2.5兆円です。
「第1号被保険者」の要介護は515万人、そのうち17.2%が要支援です。
「第2号被保険者」の要介護は16万人、そのうち0.4%が要支援です。
堅苦しく書いてもわかりにくいですね。
65歳以上の人のうち、515万人は介護サービスを受けている、これだけでも頭に置いておいてください。
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介護保険でどのようなサービスが受けられるの?
介護保険では、要介護の場合「施設サービス」「居宅サービス」「地域密着サービス」を受けることができます。
「施設サービス」は特別養護老人ホームなど、「居宅サービス」は訪問介護、短期入所サービスなど、「地域密着サービス」は小規模多機能型居宅介護などがあります。
要支援の場合「介護予防サービス」「地域密着型介護予防サービス」を受けることができます。
要介護とは違い、予防や簡単なリハビリがメインとなります。
一つ一つの具体的な内容については、厚生労働省のホームページをご確認ください。
関係ないと思っていても、急に必要になる可能性もありますし、なにも知らずにお給料から差し引かれているのも納得がいかないと思います。
頭のどこかに、こういうサービスがあることを留めておいていただけると幸いです。
※上記の内容は、平成27年2月15日時点の法律に則って記載しております。
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